よくあるご相談シリーズ「マットレスの硬さが合わず、腰が痛い」
快眠のススメ
2016.01.13
今日は2組の方から同じご相談を頂きました。
「寝てて腰が痛いんです。どうしたら良いでしょうか?」
このご相談はとても多いです。枕のご相談の次に多いと思います。
腰が痛いとご相談にみえる方は、睡眠中の姿勢(=寝姿勢)が良くない方がほとんどです。
では、良い寝姿勢とはどんな姿勢でしょうか?
自然に立っているときの姿勢(=正常立位姿勢)を保って寝ること。
これが良い寝姿勢の基本です。
これに対し悪い寝姿勢というのは、腰が浮いて反ってしまったり、腰が沈みすぎて「くの字」に曲がってしまったりしています。
一般的には体型に対し硬すぎるマットで寝ていると、腰が浮いてしまいその部分の筋肉が緊張し痛くなってきます。
背中やお尻が圧迫され、血流も滞ります。
また柔らかすぎるマットや、長年使っていてへたってしまったマットで寝ると、背中から腰が沈んで不自然な背骨のカーブを描きます。
どちらも良くないですね。
しっかりと腰の隙間をマットが支えてくれていて、かつ沈みすぎないように全体をしっかりと支えてくれると、とても楽に眠れます。
今は仰向き寝のお話をしていましたが、人間寝返りをしますので当然横向き寝にもなります。
正常立位姿勢を保つというのは、仰向き寝・横向き寝、両方の寝方で保てると良いです。
たまに「私は朝までずっと仰向きで寝ています。布団が全然乱れません!」という方がいますが、これは良くないんですね。
寝返りというのは寝ている最中の“ストレッチ運動”です。
ずっと同じ姿勢で寝ていると背中やお尻の血行が悪くなりますので、それを改善するために寝返りをします。
血流やリンパの流れも良くなりますし、筋肉の緊張もほぐれます。
ですので、寝返りが上手にできた方が朝の疲れは取れやすいんですね。
そういう点からすると、寝ている間の腰痛を改善しようとすると、寝返りがしやすいマットレスの方が良いのです。
睡眠ハウスたかはらでは「低反発マット」はおすすめしていません。
なぜなら反発力が低いので、寝返りをしようとすると力が必要で寝返りがしにくくなるからです。
人間は横になると、背中とお尻部分で体重の約80%を支えます。
やはりある程度の反発力(=弾力性)がないと、ストレスなく寝返りをすることはできません。
「寝返りのしやすさ」と「横向き寝姿勢の保持」には、自分に合った枕も不可欠です。
なぜなら横向き寝になると肩が下にきますので、枕が無いと肩が窮屈で横が向けません。
楽に横を向こうと思うと、肩幅分の枕の高さが必要なんですね。
でも、横向きでちょうど良い高さで仰向きになるとほとんどの方は高すぎてしまいます。
(極度に猫背の方や、ご高齢で背中が丸まった方などは、仰向きと横向きの高さが同じくらいの方もあります)
よって枕は仰向き寝と横向き寝の高さをそれぞれ合わせると良いんですね。
こうして枕とマットレスの両方が自分の体型に合えば、正常立位姿勢を保って、体の一部分に負担が掛かることなく
楽な姿勢で眠れます。
そうすれば、寝ている間に腰が痛くなったり、仰向けで眠れず横ばかり向いてしまうということも起きませんよ。
睡眠ハウスたかはらでは、体型を計測しあなたに合った枕とマットレスをご提案しています。
肩こりや腰痛でお悩みの方、もっとぐっすりお休みになりたい方、お気軽にご相談下さいね。
・体型測定