今年の4月は季節外れの暑さになったり、寒さが戻ってきたり。

快晴の日があると思えば、雨が続いたり。

お天気が安定しませんね。

それでも、おふとんのメンテナンスのお客様がチラホラいらっしゃっています。

羽毛布団をリフォームしたり、丸洗いしたりです。

本格的に増え始めるのはゴールデンウィーク辺りからでしょうかね。

冬の厚い羽毛布団は、そのまま押しれにしまうのはやめましょう！

冬の間たっぷり汗を吸っていますので、おふとん全体がジメジメしています。

汗や皮脂にダニが寄ってきて、その卵や死骸もハウスダストの原因になります。

しっかりお手入れしてからしまいたいですね！

今回は、先日お持ち頂きました「羽毛布団リフォーム」のご紹介。

刈谷市から当店のHPを見てお越しくださいました。

「うちの近くには羽毛のリフォームをしているお店が無くて・・・インターネットで探して良さそうなお店があったので相談にきました」と嬉しいお言葉。

HPは私（4代目）が作っていますので、見てきて下さるととても嬉しいです！

ご本人は「セミダブルだったような・・・」と仰っていましたが、測ってみると「ダブルサイズ」でした。

ご結婚の時に親御さんに買ってもらった羽毛ふとんのようで、質が良いです。

中の羽毛に弾力がありフワフワしています。

側生地もしなやかですので羽毛をつぶしません。

きっと気持ち良くお使い頂けていたことでしょう。

それが年数が経ち（約20年）、だいぶへたってきてしまいました。

羽毛も偏ってしまい、あまり無いマスとたくさん入っているマスに分かれてしまっています。

これでは気持ち良く眠れませんよね。

襟元は生地が破れ、中から羽毛が飛び出してきている状態でした。

ご自身で補修した跡がありますが、針と糸を使った補修は、針穴から羽毛がどんどん出てきてしまうのでオススメしません。

アイロンを使って熱接着できる補修布の方が良いですよ。

質の良い羽毛が使ってありますので、4つに畳むとまだまだ嵩があります。

これなら適切なリフォームをすれば、また10年気持ち良くお使い頂ける羽毛布団になりますよ！

羽毛ふとんのリフォーム（打ち直し）は、選んで頂く「足し羽毛の質」や「側生地の質」「キルト」により、お値段が様々です。

なかなか一般の方だとどれを選んだら良いか分からないと思います。

いつもお話させて頂くのは「このおふとんを買った当時の状態くらいに戻したいですね！」ということ。

せっかくリフォームしたのに、今までより暖かくなかったり、重かったり。生地もガサガサして寝返りの度に音がすると嫌ですよね。

リフォーム後は「誰が」「どの季節」に使うのか、その辺りをお客様のご要望も伺いながらご提案していきます。

今回F様が選ばれた仕様はこちら↓

・サイズ　　DL　→　DL　（190×210ｃｍ）

・足し羽毛　ポーランド産ホワイトグースダウン93％　500ｇ

・側生地　　80サテン超長綿生地

・立体キルト

側生地は80サテンを使いますので、軽くてしなやかな風合いになります。

暖かさに直結する足し羽毛は、DP400のポーランド産グースを使います。

通常より少し多めの500ｇを足し、出来上がりで1.8ｋｇになるように調整します。

そうすれば真冬でも暖かくお使い頂ける羽毛ふとんが出来上がります。

「出来上がりがとても楽しみです♪」と仰って頂きました。

約2～3週間で出来上がり。

F様、楽しみにお待ちくださいませ。

ありがとうございました。

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