450年の歴史を感じながら、羽毛布団の作り方工程を視察②
羽毛布団リフォーム
2015.11.14
昨日に引き続き、西川リビングの工場見学です。
今日は羽毛布団のリフォームについてお話しますね。
羽毛布団リフォームは今年は去年よりも1.2倍くらいのご依頼を頂いています。
新しく買われる方よりも、リフォームの方が多いですね。
機械で1枚ずつ解体します。
解体のつど、中をきれいに掃除しますので羽毛が混ざり合うことはありません。
除塵の工程でかなりのゴミが出ます。
このゴミは主に「フェザー部分の羽根の軸」なんです。
ですから、よく羽毛の混合率(ダウン93%、フェザー7%)が書いてありますが、フェザーの割合が多い羽毛布団ほどこのゴミが多いんです。
当然羽毛が目減りする量も多いです。
これが布団の中に入っていると思うと、リフォームしたくなりますよね^_^;
人体に無害な洗剤で、1枚分ずつ羽毛だけで洗います。
羽毛だけで洗うのをプレミアムダウンウォッシュと呼びます。
羽毛の嵩を測り、減った分だけ足し羽毛をして、新しい羽毛布団に仕上げます。
リフォームはとても手間が掛かります。
新品の羽毛を作るよりも手間が掛かっていると思います。
それでも新品よりも安くできるのは、羽毛を再利用するからなんですね。
羽毛は限りある自然の資源です。簡単に捨ててしまうのではなく、作り直して再利用したいですね。
「昔結婚する時に買った羽毛布団がだいぶ古くなってきて・・・」
「高い羽毛布団だから捨てるのがもったいなくて・・・」とお悩みの方、
是非一度ご相談下さい。最適なリフォーム方法をご提案させて頂きます。
http://suimin-house.co.jp/reform/
アパレル業界もこの再生羽毛には注目しています。
「グリーンダウンプロジェクト」という、再生羽毛を製品作りに生かす活動も始まっています。